北海道高等学校教育経営研究会(略称 「高経研」) | Since 1990 |
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各駅停車16 「夏期シンポジウム傍聴記2013」
本研究会に参加して1年になりました。その間、シティズンシップ教育に関する勉強会に出席し、本校での具体化した実践について模索していました。 平成25年度夏期シンポジウムでは広田 照幸教授から現代社会におけるシティズンシップ教育の必要性について講演を聴き、多くの学説があることとそれぞれに一長一短があることを知り、更にシティズンシップ教育を学校現場で実践することの難しさを学びました。 午後からはシンポジウムが行われ、各パネリストの先生方から、シティズンシップに関する考え方、 教育の在り方について意見交流が行われ会場からも多くの意見が出されました。 朝から講演会・シンポジウムと次々に情報が飛び込み、頭の中で処理しきれない中、懇親会を迎えました。お酒の入る時間が一番落ちつきます。先輩の先生方からたくさんのアドバイスをいただき、若い先生方から学校の話や実践など聴き、やる気と刺激を受けて浦河に帰ってきました。
〔2013.8.13 浦河高校 下川欣哉〕
各駅停車15 「シティズンシップとは」平成25年夏期シンポジウムが終了しました。 今年度もたくさんの方々にご参加いただきましたことに御礼を申し上げます。
このシンポジウムでは、市民性教育−シティズンシップ−社会の形成者−高校教育、と横 の繋がりの重要性を再確認するとともに、個々の事象を解明しようとする意欲的な取組にな ったと思います。 広田先生の講演で明らかになったのは、シティズンシップ論は発展過程であるとともに、 その結論はなく、実践者の創意工夫と意欲に委ねられているのであり、それゆえ教員の力量 を高めていく必要があること、だったでしょうか。 そういえば、広田先生は三年間の連続講演では、一貫して「教員の力量」と「教員の学習 意欲」を高める必要性を説いておられました。我々教員も社会を創る主体だということです。 高経研は、より良き社会を創ることを今後も探究していきます。
今大会では、研究紀要第4号を発刊しております。 希望される方には、1000円で頒布も可能です。 事務局までお問い合わせください。 (クリックすると目次がご覧になれます)
今後は、市民性−シティズンシップをテーマにした新刊本の執筆活動に取り掛かります。 高経研の研究活動にご注目ください!
〔2013.8.12 高経研事務局次長 山崎誠〕
各駅停車14 「会長所感」平成25年夏期シンポジウムでは、シティズンシップ教育を取り上げます。 シティズンシップ教育は、日本ではまだまだ普及しているとはいえません。高経研では、 市民性教育の在り方を模索しており、その一つの領域としてシティズンシップを学んでいきま す。午前は、広田 照幸教授の基調講演。午後からは、広田先生や参加者の皆さんとともに、 シンポジウムで大いに語り合う予定です。 シンポジウム開催に当り、辻 敏裕高経研会長が会員向けに所感を作成しております。 たいへん示唆に富んだ内容ですので、皆様にも是非お読みいただきたいと思います。
写真をクリックすると原稿が読めます。
平成25年度の高経研活動もいよいよ本格化してきました。 今年度は、市民性教育について探究していきます。興味のある方は、高経研に是非ご加入 ください。現会員36名が皆様を歓迎いたします。
〔2013.6.16 高経研事務局次長 山崎誠〕
各駅停車13 「満員御礼!冬期フォーラム2013」今回の冬期フォーラムは、われわれ高経研会員にとっては節目の大会でもありました。 基調講演を担当した辻 敏裕 高経研会長(札幌南高校長)と第V部で提言された黒田 信彦 札幌北高校長の両先輩会員にとって現職高校長として最後の大会でもあったからです。
![]() 辻 敏裕先生は、古参の高経研会員として会の運営を リードされております。 若手会員に対しては常にエールを絶やさず、自ら学ぶ ことこそ教員の使命だと力説されております。
(辻先生の辛口の数学の授業を 体験したかったです・・・)
![]() 黒田 信彦先生とは、ある時個人的に語り合ったこと がありました。 当時の黒田先生は、道教育庁の幹部職員。初めて入る 本庁の会議室でわたしは緊張しながらお願いしました。 「勤務校を併設型中高一貫校にしてください(汗)」 黒田先生曰く《それは無理だね〜。登別が先さ(笑)》
(まったくもって若気の至りでした・・・)
両先生ともこの3月でご退職になれますが、これからも先輩教員として高経研の指導にあた られるはずです。これまでのご活躍とこれからの益々のご活躍を祈念して、運営委員一同より 感謝を込めて御礼いたしました。(お疲れさまでした!)
会員そして運営委員を代表して〔2013.1.26 高経研事務局次長 山崎誠〕
各駅停車12 「新刊本上程」 12月5日販売開始!北海道高等学校教育経営研究会(会長 辻敏裕)は、このたび新刊本を上程しました。 「現場発!『高校教育の未来』90年代からの軌跡と2030年の展望」(学事出版) 執筆構想から1年半、高経研会員の研究成果がここに結実しました。
《大目次》
第1章 臨教審以降の高校教育改革の現状と課題 1 1990年代以降の高校教育改革の理念と方策 2 新保守主義から新自由主義教育改革への道筋 3 人口減少・高校間格差・出口対策など新たな課題 への対応 4 高校教育改革の道程〜多様化と複線化への対応 5 教育長期総合計画の意義と課題 6 高校教育政策の立案過程と課題
第2章 北海道における高校教育改革の実際 〜成果と課題〜 1 北海道の高校教育改革の実際 2 北海道における高校教育改革の検証〜高校教育 改革の成果と課題〜
↑ クリックすると広田照幸教授の 推薦文がご覧になれます!
第3章 新しい高校教育改革への提言〜2030年の高校〜 1 ポスト3・11の高校教育改革への期待 2 高校教育改革の課題解決を求めて 3 2030年の学校と社会を見つめて 4 2030年の高校−期待される高校像を求めて 〜縦横の連携・統合〜
この新刊本は、平成24年度高経研冬期フォーラムに おいて「研究資料」として披露いたします。参加いただ いた方にはもれなく配本いたしますので、ぜひフォーラ ムにご参加ください。
また、12月5日以降は学事出版のホームページからも購 入が可能です。
皆様、読後の感想を事務局までお寄せください!
〔2012.11.23 高経研事務局次長 山崎誠〕
各駅停車11 「食の旅 〜高経研 in 洞爺」10月6日(土)午前10時、札幌駅前のスターバックスカフェに札幌発組が集合した。辻会長をはじめ、太田参与、山崎事務局次長、島崎、福間、奥山の6名で出発した。往路の道中、天候は曇り空で、残念ながら羊蹄山を眺めることはできなかった。わかさいも本舗ルスツ店で昼食をとり(名物のコロッケ定食をほおばった)、洞爺高校へ向かった。洞爺高校では、佐々木校長先生と駒井教頭先生が迎えてくれ、小形校長や宮田校長、柴田教頭、吉川、北堀、河村と合流し例会を開いた。(堂徳事務局長から差し入れのフルーツの山盛を披露した)例会の中で、本会場である洞爺高校の校内や寮を見学させていただき、天井に木の梁が見えている歴史を感じさせる体育館やホテルと見間違うほど整理整頓の行き届いた寮の部屋が印象的だった。
![]() 例会終了後は、ホテル洞爺サンシャインに移動し てしばし温泉を満喫する。夕食を兼ねた懇親会会場 はグーテンタークで、山小屋風な洞爺の居酒屋。肉 じゃがやつみれ鍋が大変おいしく食べきれないほど の量だった。合間に事務局の福間先生がちょっとし た洞爺にちなんだクイズを出し、グループ対抗で競 い大いに盛り上がった。
翌朝、澄んで晴れ渡った洞爺湖を見ながらおいしい朝食をとり、8時30分から1時間ほどかけて、辻会長講話と今後のシンポジウムの在り方について協議した。ホテルをチェックアウトした後は、地元の農産物販売所「水の駅」に寄り、月浦ワインまつりに参入した。秋の澄んだ青空の下で、残った参加者7名とゲスト1名が輪になって焼き台を囲み、洞爺湖和牛と月浦赤ワインを食した。多くの町民の方も参加しており催し物なども行われ、楽しいひと時だった。復路は中山峠で途中休憩をとり、あげいもを食してから、無事帰路に着いた。帰りは羊蹄山がすっきりときれいにみえ、今回の洞爺例会の成功を物語っているようだった。
〔2012.10.27 石狩翔陽高校 奥山逸子〕
各駅停車10 「夏期シンポジウム傍聴記2012」今年の夏期シンポジウムでは、昨年に引き続き広田照幸先生の基調講演、午後からは堂徳先 生がコーディネーターとなり、広田先生、辻校長、黒田校長、佐々木校長がシンポジストとし て参加され議論が深められました。また、道内の高校の様々な挑戦や取り組みを伺うこともで き、大変充実した研修となりました。
![]() 広田先生の講演では、特に学力の重要性について話さ れ、「社会では耳で聞いて理解する。大事なことを黒板 に書く世界は異常であり、生徒は書かれたことしか写さ ない、これでは生徒に考えさせることが難しい。」とい うことをご指摘されていました。まさに、目から鱗で、 普段の自分を反省させられる一言でした。
![]() シンポジウムでは、道内の魅力ある教育活動も紹介さ れ、改めて北海道の教育の層の厚さを実感することができ ました。また、これからの社会では、「自分で考える人」 が求められるており、その能力を高校で身につけさせる必 要があるということが語られていました。 それを可能にするため、「自分で考えて、自分で行動す る教員」の必要性が強く求められています。
今回のシンポジウムでは改めて高校での求められていることについて考えさせられ、私も「自 分で考えて行動する教員」を目指して、これから取り組んでいきたいと思います。
〔2012.9.4 滝川西高校 福間あゆみ〕
各駅停車9 「気さくで素敵な広田 照幸 教授」平成24年度の夏期シンポジウムも無事終了しました。 昨年のシンポジウムに引き続いて日本大学の広田 照幸 教授にお越し頂きました。 先生にとりましては、大学の講義の合間を縫っての強行日程でした。お忙しいところ本当に ありがとうございました。
広田先生は、高校教育の現状に警鐘を鳴らし大胆な発 想の転換を我々に迫りました。 □高度成長期型社会の終焉 ・終身雇用制度の崩壊 ・進学のためだけの勉強は意味がない □学歴から学力・学ぶ力への認識の転換 ・流動する社会情勢に立ち向かえる学力を高校教育 で身に付けさせる必要性
↑写真をクリックすると広田先生の講演原稿が見れます
![]() 広田先生はとても気さくで素敵な方です。 いろんな人たちの質問にも丁寧に答えてくださいます。
教育懇談会でも先生を囲んで和やかな語り場が作られ ました。 (ホントに楽しいお酒を嗜まれる方です・・・)
運営委員一同、広田先生の再々来道が実現することを願っております。
〔2012.8.12 高経研事務局次長 山崎誠〕
各駅停車8 「高経研から新刊本が発刊されます」高経研から新刊本が発刊されることになりました。 出版社は滑w事出版です。まず11月に「月刊高校教育」の別冊として、さら12月には、単行 本として発刊される予定です。
![]() 現在、高経研会員で章を分担しながら執筆中です。 平成24年度は4月の例会から各会員の執筆原稿を精力的 に査読中です。 大目次だけですが、ここで紹介します。 第T部 臨教審以降の高校教育改革の現状と課題 第U部 高校改革の実際(成果と課題) 第V部 新たな高校教育改革への提言
査読中T
![]() 本の執筆は難しいものです。自己満足ではいけないが、 自分で読んでいて楽しくなければ、他人も楽しいわけがあ りません。しかし楽しいだけでもいけませんし・・・
会員仲間が苦労して書き上げた新刊本をどうぞお楽しみ に!
査読中U
遅れましたが、平成24年度の高経研もどうぞよろしくお願い申し上げます。 このコーナーでは、引き続き高経研を紹介していきます。
〔2012.6.23 高経研事務局次長 山崎誠〕
各駅停車7 「『研究紀要』懸賞論文掲載」平成23年度冬期フォーラム「研究紀要第2号」では、懸賞論文を会員に募りました。 ここでは、会長奨励賞受賞論文を2本掲載します。
![]() 最初に、北海道札幌北高等学校長 黒田 信彦 先生の 「教員の意識改革に向けて」を紹介いたします。
黒田校長先生は、現職まで、道教育庁新しい高校づくり 推進室参事をはじめ、北海道森高等学校長や北海道函館中 部高等学校長など、教育行政の要職や高校の校長職を歴任 されてきました。 ここでは函館中部高校での実践を記録されております。
札幌北高校長 黒田 信彦 先生
![]() 次に、北海道札幌藻岩高等学校教諭 松澤 剛 先生の 「語学は人の為ならず〜北海道を元気にさせるための高校 教育の役割」を紹介します。
松澤先生は、高経研の古参会員として活躍されてきまし た。以前から執筆活動に熱心であり、これまでも多くの論 文を本研究会誌に寄稿されてきました。 松澤先生らしい一本です。是非ご一読ください。
会長から表彰される松澤 剛 先生
高経研では、これからも論文を募集していく予定です。またそれらの論文は、「研究紀要」で 紹介していきます。 〔2012.2.13 高経研事務局長 堂徳将人〕
各駅停車6 「冬期フォーラムの成果」平成23年度冬期フォーラムが終了しました。 参加者数は95名、近年にない盛会振りに事務局員としてホッとしております。
![]() 特別講演では、神谷前道教委委員長がコミュニケーショ ン力の発達によって人の心は豊かになり自立する人間へと 変貌していくことを強調されておりました。 教育の基本は、「人間教育」であることを改めて実感で きた瞬間でした。ありがとうございました。
一方、大山道研副所長の基調講演では、大山先生がご自 分の教職経験に誇りを持っていらっしゃることに深く感銘 を受けました。担当されたそれぞれ職分の中で最大限の努
![]() 力をされてきたことや、生徒や職場の仲間への思いやりに 溢れた先生の実践史を聴きながら、教職の持つ大きな影響 力に勇気をいただきました。心から感謝です。
さて、冬期フォーラムには現役の学生さんも参加してく れました。藤女子大学で教職課程を履修している学生さん です。内3名の学生さんは、来年度から本道の新採教員登 録されている新米教員候補生でした。
教育懇談会にも参加され、われわれ参会者の前で素敵な決意表明をしてくれました。本当にありがとうございました。 彼女たちの健闘を心からお祈りしております。 〔2012.1.29 札幌東豊高校 山崎誠〕
各駅停車5 「新刊本の紹介」高経研事務局長 堂徳 将人 先生がこのたび新著を発刊されました。 「公民教育の新展開」(中学校高等学校新学習指導要領対応) 学事出版
堂徳先生は道立高校の社会科、地歴・公民科の教員と して勤務された後、北海道教育委員会の指導主事に転出 され、教育行政に尽力されました。 その後、道立高校の教頭そして校長としてご活躍され 平成20年より学校法人北海学園北海商科大学商学部准 教授として、教職課程で学ぶ学生を指導されています。
表題だけ読むと地歴・公民科教員向け専門書のように 思えますが、読み進めるにしたがってそのような次元を 超えた深みを感じ取ることができました。 特に第1章から第3章においての内容は、教育基本法 や学習指導要領の改訂を踏まえた教育概論そして教育課 程論として、すべての教科教員のカリキュラム実践に活 用できるものとなっています。また、その実践編として クロスカリキュラムの可能性に言及された件はまさに今 必読の書といえるのではないでしょうか。
〔2011.11.13 札幌東豊高校 山崎誠〕
各駅停車4 「東豊見聞録」本校へ藤女子大学の教職課程履修学生29名が訪れました。 当日は、一学期の終業日とも重なり、学生の皆さんは終業式にも参加して本校生徒の様子を参観しました。本校生徒も珍客の登場にやや興奮気味でした。
詳しくは、レジュメをご覧ください。
□ 期 日 平成23年9月28日(水)
■ 1校時 授業参観(国・英・社)
□ 2校時 授業研究(授業者との協議)
■ 3校時 学校行事参観
□ 4校時 校長講話 他
学生さんはほとんどが3年生、来年は教育実習を控 えています。皆さんがんばってください!
〔2011.10.23 札幌東豊高校 山崎誠〕
各駅停車3 「シンポジウム傍聴記」平成23年度夏期シンポジウムに参加して、広田先生のご講演や午後のシンポジウムを通じて、高校教育の公教育としての役割についてや近年の日本と世界の歴史的な社会のダイナミズムと将来を担う人びとが身に付けておきたい「グローバルシチズンシップ」教育の観点から考察することができました。 社会の大きな変動と価値観の変化を捉えながら、近年の教育改革の方向性について 検討する作業は、混迷する社会にありながら、将来の社会の形成に責任を負う教育の 担い手である私たちにとって重要な意味を持つ研修であります。 シンポジウムを通じて、各種教育法規の活かし方や30年先の社会を見据えた身近な教育改革に取り組んできた高経研の研究の方向性が確かであったことを実感できた ことも成果であったといえます。 特に本道の高校教育を先導してきた諸先生による学校経営に関する提言やシンポジウムでの忌憚のない協議は、夏期シンポジウムの研究テーマを基に本道の高校教育改革の再評価と今後の課題を明らかにする内容であり、私たちのような後進の教員にとっては、大変有意義な研修の場となりました。
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〔2011.8.4 登別明日中等教育学校 吉川敦巳〕
各駅停車2 「深川にて」@ 9年間の指導主事生活を終え、4月1日付けで深川東高等学校長として赴任しました。 平成14年4月、釧路湖陵高校教諭から後志教育局指導主事に異動し、その後石狩局、釧路局、上川局、2度目の石狩局、そして平成21年度からの2年間はオホ−ツク教育局の教育支援課長として勤務しました。 最後の平成22年度は卒業式・入学式における国歌斉唱時の教職員の起立に係る取組や服務実態調査の確認などが大きな仕事でした。特に、服務実態調査の確認では、国の会計検査員が学校に出向いての調査に随行しましたが、出勤簿や休暇処理簿、学校日誌など諸帳簿がどれほど重要か思い知らされました。校長になる前に貴重な経験をさせていただき、局の担当者に大変感謝しています。 ![]() 学校横を流れる石狩川〔川幅は約50b〕
創立82周年の深川東高等学校は、大変良い環境の場所にあります。グランドの横を石狩川が流れ、土手がサイクリングロ−ドとなっています。
![]() また、正門から歩いて3分のところに明治27年 建立の深川神社があります。学校は自然豊かで伝統 と奥深さを感じる土地に囲まれています。私も大変 気に入っており、時々、学校周辺を散策していま す。 本校には農業科があり、拓殖短大と連携授業を実 施しています。先日、私も生徒と一緒に田植えの授 業に参加してきました。
サイクリングロードから見た深川東校舎
![]() 学校課題はありますが、毎日、楽しくやっていま す。 以上簡単ですが、第1回目の報告をさせていただ
きます。
〔2011.6.14 深川東高校 小形秀雄〕
深川神社の大鳥居
各駅停車 1 「Something New」新企画 − 会員のessaiを不定期で掲載していきます。
本研究会で事務局次長を担当しております山崎です。皆様いつもお世話になっております。 わたしは高経研に所属して日は浅いですが、例会や研究会に参加するたびにいつも何かを学んでおります。世代や役職を超えて喧々諤々と協議している高経研のその雰囲気を味わうだけでも、一見の価値あり、です。Webをご覧の皆様の入会を是非お待ちしております! 今年度は会員のessaiを全くの不定期で掲載していく予定です。
ご案内 − 夏期シンポジウムまでの活動予定
テキストは、今年度の夏期シンポジウムの講師 広田 照幸 氏の 著書「格差・秩序不安と教育」です。 広田先生は日本大学文理学部教育学科教授であり、ご専門は教育社 会学・社会史です。
帯に〈教育によって作られる主権者が社会を民主的に動かす〉とあ りました。(なるほど、教員の使命は重大だな・・・) わたしも一読したのですが、内容の明快さに感心しました。また教 育制度改革の変遷過程史が体系的に理解でき、とても勉強になりまし た。今後の例会(輪読会)での研究協議の深まりが楽しみです。
追悼記 − 五稜郭はさくらが満開でした。
初任時に仕えた校長先生がこの連休中亡くなりました。81歳のご生涯でした。 その当時はよく叱咤激励されたものです。ある時は公宅の周りの草刈まで指示され、若かったわたしは「小うるさい校長」だなと鬱陶しく思ったこともありました。 しかし何故か可愛がってもらいました。式辞の類は前もってわたしにだけ読ませてくれるなど、秘密の交流もありました。校長先生のモットーは「師弟同行」、それを呪文のように唱えわたしにもその実践を求めてきました。なんと毎週一回、校長室でその実践内容の報告会が行なわれたのでした。(これがなんともやっかいな会です、忙しいときはなおさらでした。) ただ校長先生もその実践を励行していました。それは全校生徒の名前を覚えること、一人ひとりの生徒にどんどん声を掛けていくことでした。初任校は当時3間口135名×3学年≒400名です。この生徒たちを覚えて毎朝生徒玄関に立ちながら声を掛けていました。「大したもんだな〜」と感心もしましたが、2年目はお前も一緒に立てと言われ、随分お供をさせられたのには閉口しました・・・ (それだけに生徒からは絶大なる人気を誇る校長先生でした) 校長としてはこの一校三年間でご退職でしたが、まさに完全燃焼だったと拝察します。
函館の葬儀でその校長先生の教頭時代の仕事振りが紹介されていました。函館陵北高校の開設事務取扱教頭としてのご活躍のこと、校歌の作詞者としての紹介、一期生および二期生の生徒全員の顔と名前を覚えていたすごい教頭だったとのお話。(おお、この場でもその話が出るのか!?) その時、校長先生の笑顔の遺影が燦然と輝き出しました。そして《してやったり》あの頃の得意の表情がそこに・・・ (これが本当の実践報告会なんですね、校長先生!(涙))
折りしも五稜郭公園のさくらは満開。この季節が好きだった校長 先生も愛したであろうその桜並木は実に美事でした。
短歌や俳句好きだった校長先生にこの一首を捧げます。
あしひきの山桜花 日並べてかく咲きたらば いと恋めやも (万葉集 1425)
〔2011.5.8 札幌東豊高校 山崎誠〕
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